崔順実ゲートの影響

2017年2月3日、韓国・ニューシスによると、サムスングループの今年上半期の採用時期と規模がいまだに決まっていない。

サムスングループの関係者は3日、上半期の採用予想規模等について、「まだ決まっておらず、公開する内容はない」と伝えた。これまでサムスングループは、2月中に人材採用のための計画を行い、3月に公式採用サイトから願書を受け付け、サムスン職務適性検査(GSAT)を4月に行っていた。

しかし、崔順実(チェ・スンシル)ゲート(一般人が国政に介入した容疑)と関連した特別検察によるサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長に対する調査などで、経営が事実上ストップしている状態だ。財界関係者は、「今のところ、サムスンは採用を通常の時期に行うのか予断できない状況」とし、「状況によっては、少し延期されることもあるという予想が支配的」と述べた。

採用予定が決まらないサムスンに対し、「李在鎔がいなかったら採用も行えないのか」「企業の総帥(李在鎔副会長)を締め付けたら採用をしないという国民に対する脅迫だ」「企業の道徳性と社会的責任追及の問題に、就活生たちが人質に取られている」など批判的な意見が寄せられた。