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ボコ・ハラム、少女ら22人拉致 ナイジェリア

  ナイジェリア北東部で、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」による2件の襲撃で、少女と女性合わせて22人が拉致された。地元住民らが3月31日、AFPに証言した。

 最初の襲撃があったのは先月30日で、襲われたカメルーンとの国境に近いプルカ(Pulka)村からは少女18人が拉致された。別の襲撃があったのはチャド湖(Lake Chad)に近いダンバ(Dumba)村の郊外で、自警団のメンバーによれば、襲撃犯は「みかじめ料」を支払うことを拒んだ牛の放牧業を営む男性1人を殺害した他、牛50頭を射殺したという。襲撃犯はその後、男性の家族の女性4人を拉致した上、残りの牛を奪っていったという。

 当局によれば、襲撃したのはボコ・ハラムの創始者であるモハメド・ユスフ(Mohammed Yusuf)師の息子、アブムサブ・バルナウィ(Abu Musab al-Barnawi)師に忠誠を誓う同組織の戦闘員らだという。

 バルナウィ師については昨年、ボコ・ハラムの指導者アブバカル・シェカウ(Abubakar Shekau)容疑者に代わる新たな指導者として、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が指名したと伝えられた。

 シェカウ容疑者は民間人に自爆攻撃を仕掛けて多数の犠牲者を出したことで非難されたが、バルナウィ師とその側近らは、ボコ・ハラムの支配下にある地域の住民たちに対し、同組織の掃討作戦を行っているナイジェリア軍に協力しなければ危害は加えないと約束していた。

 しかしこの数週間、ボコ・ハラムの戦闘員たちはチャド湖周辺の地域で襲撃を強めており、住民たちから食料を略奪している他、軍に協力したとして複数の民間人を殺害している。