セブン&アイHD、そごう神戸店と西武高槻店をH2Oに譲渡へ

 セブン&アイ・ホールディングスそごう・西武が5月11日、そごう神戸店および西武高槻店に関する事業ならびに不動産をエイチ・ツー・オー リテイリング(以下、H2O)に譲渡することに基本合意した。今年8月に吸収分割契約書を締結し、10月1日に譲渡する予定。

 

 両グループは昨年10月に締結した「基本業務提携に関する基本合意書」を踏まえて協議を行い、経営資源や商品、サービス等を相互に有効活用して関西エリアの客の利便性や利用満足度を向上させることで両グループの企業価値の最大化につながると判断し、基本合意を締結した。また、両社は関西エリアにおける戦略的なビジネスパートナーとして、H2Oグループが推進するポイントプログラム「Sポイント」をセブン-イレブン・ジャパンの関西圏店舗に導入する協議を進めており、現在システム開発に着手。2018年のサービス開始を目指している。

 

 その他、両グループが保有する商品やサービス等を相互に提供したり、相互サービスの実施から物流などの中長期的な取り組み課題まで、幅広い分野で関西エリアの客に向けた新サービスの提供を目指し協議を進めている。